大阪万博に行って、“愛・地球博”の三菱未来館を想い出す。
- 先日(05月のある日)、大阪・関西万博に行った。
行ったのは一日だけで、同行者の都合もあって、「パビリオンをたくさん回る」という感じでもなかったのだけれど。
私はネットやTVで大阪万博がどう伝えられているかほとんど分からないし、たぶん評判もよくないのだろうけれど、「最高に楽しかった」とだけは書いておく。
- たとえば、万博の象徴となっている大屋根リング。
上る途中の階段から見える木組みも心地よいし、のぼってみるとものすごい爽快感があるのだ。
パビリオンにはあまり入れなかったのだが、どれも建築物は美しく、入れないものも見ているだけで気分がよくなる。
各国パビリオンに少しだけ入ったのだが、僕がこういうの好きだというのもあるのだけれど、その土地土地の文化や景色を紹介するだけでも勉強になるし、価値はあると思う(継続的にやってもいいくらいだ)
行ける人は行っておくとよい。
- 大阪万博礼賛みたいになったし、実際礼賛しているのだけれど、ひとつだけマイナスっぽいことも。
- ぼくが抽選で希望し、当たって、入ったのは“三菱未来館”だった。
なぜ三菱未来館かというと、“愛・地球博”の三菱未来館の記憶があったからだ。
“愛・地球博”三菱未来館〈もしも月がなかったら〉-。
シンプルで美しい形状のロボット二台の、ちょっと面白い寸劇風の会話からはじまるアトラクション。
「もしも月がなかった場合、地球史がどうなっていたのか」
を軸に展開されていくCG映画。
「現在の美しい地球」を描く万華鏡風の場面。
普通の大きさの画面の映画かと思っていると、最終盤、スクリーンの周りのカーテンが開く。天井全体が広いスクリーンとなり、そこにも画面が映し出される。そのとき、ぼくも、他の観客も、かなり驚いて画面を見つめていた。
ぼくは2005年の、一番美しい記憶として、あの、グリーンカーテンの三菱未来館を思い出すのだ-。
- それがあったから、ぼくは今回も楽しみに、三菱未来館に入った。
大阪万博の三菱未来館は、というと、ただNHKの科学教養番組のようなCG映画が流されるだけだった。他には何の演出もなかった。ぼくも含め、大人はかなりがっかりしたと思う。これじゃあただの短編映画じゃないか。
そして、“愛・地球博”の三菱未来館は、ぼくの中で永遠のものとなったのだ。
2025年06月05日作成
2025年06月07日更新
アカセ日記